メ〜テレ 『臨場』#11終 21:00〜21:54

一番気の毒なのは、妻(遊井亮子)が殺人犯となったばかりに、仕事も名誉も失ってしまった北村(大浦龍宇一)なんだろうけど、いかにも犯人っぽかった上にいけすかない感じもあってか、全く同情する気になれないわー(爆)。
純一(山田純大)に詰め寄ってしまった永嶋(平山浩行)。やってはいけないことだと頭ではわかっていても、ね。
彼の気持ちは倉石(内野聖陽)には十分わかっていたんでしょうね。目尻を少し赤くして、言葉少なにぬれねずみの永嶋にタオルを投げる。倉石も永嶋同様、殺人の被害者遺族だということを忘れちゃいけません。
被害者の親子と加害者の親子。通じなかったお互いの気持ち。失って気づくものの大きさ。立場が違えどそれは変わらない。
「お父さんには申し訳ないことをした。息子の分まで俺がきっちり償わせてもらう。お父さんは今のあんたをきっと誇りに思っているはずだ」
これで永嶋もふんぎりがついたことでしょう。
倉石が見た、釣堀の谷本(螢雪次朗)の幻影。
彼の拾いかけの断片を手がかりに、見事に根こそぎ拾った倉石への聞こえない「ありがとう」。でも倉石は確かに聞いたんでしょうね。
あの釣堀は第1シリーズで倉石がよく釣りしてたけど、谷本との思い出の場所だったのかな。娘の絵梨華金澤美穂)と一緒だったし。
第1シリーズ同様面白かったー。最後まで見応えありました。第3シリーズ希望なんだけど、どうやら続きはなさそう?。
閉じられた備忘録の上に置かれた数珠。終わりの暗示のような気がします。
まあ、原作のこともあるんだろうけど、オリジナルでいいやん。第2シリーズの半分がオリジナルじゃん。