NHKBShi 『龍馬伝』#34 “侍、長次郎” 18:00〜18:45

「おもしろき こともなき世を おもしろく」
高杉(伊勢谷友介)が、そして龍馬(福山雅治)が長生きしたら、2人で七つの海を越えてアラウンド・ザ・ワールド。きっとね。でも現実は「長州の恩人ということは多くの敵を作った」。高杉から手渡されるS&W。このくだりは良いシーンとなりました。
さて長次郎(大泉洋)の件。彼が切腹に至るまでのなんやかんやは諸説あるけど、切腹切腹。『竜馬がゆく』には「死にざまは、立派だったらしい。腹を十文字に切り、突っ伏してからまだ死にきれぬため、余力を懸命によびおこしつつ頚動脈を切って果てた」とあります。介錯なしの切腹です。合掌(涙)。
この頃、龍馬は上洛途中。長次郎切腹を聞いたのは1ヶ月ほど後、寺田屋事件後に移った薩摩藩京都藩邸だった模様。主人公が全ての出来事の目撃者になる必要はないよね。これでは『天地人』方式。ありゃあいただけませんよ。せっかく語り部岩崎弥太郎香川照之)がいるのに……。この分だと、暴風雨の中をワイル・ウエフ号救出に出向いたり、高杉の死に水取ったりしそうだ(汗)。