NHKBSプレミアム 『新選組血風録』#1 “快刀虎徹”18:45〜20:00

昭和のNHK時代劇の香り。落ち着いた配役。少し暗めの画面、楽器の少ない地味目のBGM*1。一応誉め言葉です(爆)。正直清水氏なので期待薄だったけど、結構良い出来なのでは?。『江』の後だから目の錯覚かもしれないという、心の声は今日は締まっておきましょう(笑)。
殺陣はまあまあ。磐音よりはマシ。竹田先生ごめんなさい。辻本君の殺陣は綺麗で総司っぽくてGJ。彼の声も透明感あって総司にぴったり。永井君の歩き方はあれでOK?。違和感を感じたのは私だけ?。豊原さんの鴨は期待通り。彼は昔こういうタイプの役が多かったのよね。原点回帰です。十文字もハリセンも悪くないけど、やっぱこっちの方が好き。
内容的には原作との乖離は許容範囲。映像化された司馬作品はそこんとこ妥協しないと観れないものが多いもん(汗)。あー65年版の血風録は例外。98年版のは村上さんの土方だけ良かった*2
原作では結局虎徹は3本登場。二十両の日蔭町虎徹、鴻池虎徹斎藤一が夜見世で見つけた掘り出し物の虎徹。“斬れる”日蔭町虎徹を本物にするための土方のひと芝居は、さすが副長抜かりなし*3

*1:吉右衛門さんの『武蔵坊弁慶』のに似てたわ。

*2:色々ないがしろ枠だったなあ。テレ朝なのにどうしたこと(怒)。

*3:このひと芝居は“新選組”誕生後なので“副長”なのです。