原作:ウイリアム・シェイクスピア(松岡和子翻訳版「オセロー」ちくま文庫より)
脚色:青木豪
演出:いのうえひでのり
出演:橋本じゅん/石原さとみ/大東俊介/粟根まこと/松本まりか/伊礼彼方/田中哲司/右近健一/逆木圭一郎/河野まさと/村木よし子/インディ高橋/山本カナコ/礒野慎吾/吉田メタル/中谷さとみ/保坂エマ/村木仁/川原正嗣/前田悟/武田浩二/藤家剛/川島弘之/西川瑞/他
じゅんさんおーかーえーりーーーー!!!。そしてどしょっぱなから腰痛ネタ(笑)。
始まったばっかなので控えますが、『メタルマクベス』が『マクベス』だったように『港町純情オセロ』もちゃんと『オセロ』です。“ハンカチ”も姿を変えて登場。“ハンカチ”とは全く関係ないとこが素晴らしい。
『マクベス』と同様に『オセロ』は悲劇です。今作は笑いどころ満載ながら、いや、だからこそその悲劇性が際立ちます*1。
「ホラのウラにホンマがある」(byモナ:石原さとみ)
“ホンマ”を見つけるのは、難しいね。
関西が舞台なのでほぼ関西弁。関東人の関西弁に違和感感じなかったのは奇跡。ネイティブのオットも誉めてました。でも大東君は大阪出身なのに、設定が横浜出身だから標準語オンリーという(笑)。
さとみちゃんは見る度に巧くなってる。へったくそな頃から知ってるから感慨深いです。関西弁も中々の出来。何より可愛い。誰もが知ってることだけど、ほんとに可愛い。めちゃくちゃ可愛い。なにもかもが可愛い。あの嫌みのない可愛さはなんだろう。純粋で奔放な箱入り娘。石原さとみのデズデモーナ。お見事でした。
余話1。逆木さんの十八番は今回は粟根さんへシフトのようです。こっちに入ってると思ったらそっちか。なんだか悔しい(笑)。
余話2。あるシーンでさとみちゃんが笑っちゃって、じゅんさんが「犬に咬まれたと思え」って。流れからするとアドリブだよな(笑)。
余話3。やはりあるシーンで「モックンになった気分」とじゅんさん。あまりウケてなかった(爆)。『坂の上の雲』の視聴率を考えると無理からぬことでしょう。
余話4。大東君の歌の最中に、下手舞台袖の方で何かが倒れるような非常に大きな音がしました。大丈夫だったのかな?。
最後に、昨日発表の下記。
いのうえ歌舞伎『髑髏城の七人』 劇団☆新感線2011年夏興行
【大阪公演】梅田芸術劇場メインホール 2011年8月7日(日)〜8月24日(水)
【東京公演】青山劇場 2011年9月5日(月)〜10月10日(月祝)
【作】中島かずき 【演出】いのうえひでのり
【出演】小栗旬/森山未來/早乙女太一/小池栄子/勝地涼/仲里依紗/高田聖子/粟根まこと/河野まさと/千葉哲也/他
旬君出演は嬉しいし、嫌いなゲストはいないからいいんだけど……。かの2人は別のとこでお仕事なのよね。
チケ代たかっっ!。歌舞伎か。誰のせいだ(笑)。その前にチケ取れるんだろうか。『朧〜』以来の激戦になりそう*2。