NHK総合 『探検バクモン』 紙のみぞ知るニッポン 前編 アンコール 22:55〜23:20

国の重要文書の数々を永久保存する、国立公文書館を探検!。日本国憲法の原本や、玉音放送の原稿のホンモノなど、ここに眠る文書の重要さは、まさにハンパないレベル。今回、そうした数々のスーパーお宝文書と直接ご対面!。オリジナルだからこそ見える、原本に刻まれた「時代の記憶」を体感する!。
国民に敗戦を告げた、あの玉音放送国立公文書館には、天皇の署名と印が入った正式な文書となる詔書と、そこに至るまでの、全八案からなる原案集がある。そこから浮かび上がるのは、終戦間際の差し迫った状況だ。詔書に残された「ありえない痕跡」には、終戦間際に繰り広げられたギリギリの攻防が生々しく刻まれていた!。さらに、日本国憲法の原本が!。ここからは、終戦直後の厳しい日本の状況が見えてくる。同じくここに保管されている明治時代の大日本帝国憲法と比べると、新しいにもかかわらず紙は茶色に変色し、なおかつ薄い。国の大切な憲法の原本となる最高の紙でさえ、わら半紙のような紙が限界だったのだ。
オリジナルだからこそわかる歴史の真実、紙だけが知っているニッポンの姿。次から次へと登場する超重要文書、それらが語る目からウロコの世界へいざ!。

NHK番組HPより

本放送時に後編しか観れなかったので。
日清戦争宣戦布告文の署名が花押とか名前の一文字だけとか。朱筆の農商務大臣欄に“武揚”と。これは中学生でも解るわな。外務大臣欄に“光”。ソッコー陸奥宗光と解りましたが、これも中学生でも解るか。
玉音放送の原稿詔書。誤字脱字訂正なんぞもってのほか、もし間違えたら最初っから書き直ししなければならない、御名御璽された詔書に、紙削っての(!)書き直し部分が(汗)。下記の「戦局必スシモ好転セス」のとこね。改訂前の文章より少し長くて、でも削った部分に収めなきゃいきないから、この部分だけ周囲の文字より小さい。

喫緊の間かつ極めて秘密裡に作業が行われたため、起草、正本の作成に充分な時間がなく、また詔書の内容を決める閣議において、戦争継続を求める一部の軍部の者によるクーデターを恐れた阿南惟幾陸軍大臣が「戦局日ニ非(あらざる)ニシテ」の改訂を求め、「戦局必スシモ好転セス」に改められるなど、最終段階まで字句の修正が施された。このため、現在残る詔書正本にも補入や誤脱に紙を貼って訂正を行った跡が見られ、また通常は御璽押印のため最終頁は3行までとし7行分を空欄にしておくべき慣例のところ4行書かれており、文末の御璽を十分な余白がない場所に無理矢理捺したため印影が本文にかぶさるという異例な詔勅である。全815文字とされるが、異説もある。

Wikipedia玉音放送”より抜粋