NHKBSプレミアム 『花嵐の剣士〜幕末を生きた女剣士・中澤琴〜』 21:00〜22:30

録画済。


黒木メイサが殺陣をすっごい頑張ってたので*1、もうちょっと話作って次のBS時代劇で連ドラにしても良かったのでは?。配役も合ってたし。まあ1時間30分単発では、清河八郎池内万作)&坂本龍馬加藤雅也)ナレ死、ナレ寺田屋、ナレ大政奉還は仕方ないですな。あれ?どこかで似たような……あ、一昨年の幕末大河か。『真田丸』のように主人公が見てない出来事は詳細を描かなかったんですね。でも脚本がどへたくそで裏目に出まくったんですね。


薩摩藩邸焼き討ち事件。西郷隆盛黒歴史。司馬さんが書きあぐねた部分。

ただ、気になる土地がある。
庄内である。
都市の名いえば、鶴岡市酒田市になる。旧藩でいえば庄内藩(酒井家十七万石)の領域である。ここは、他の山形県とも、東北一般とも、気風や文化を異にしている。
庄内は東北だったろうか、ときに考えこんでしまうことがある。
最上川沖積平野がひろいというだけでなく、さらには対馬暖流のために温暖であるというだけではなく、文化や経済の上で重要な江戸期の日本海交易のために、上方文化の浸透度が高かった。その上、有力な諸代藩であるために江戸文化を精密にうけている上に、東北特有の封建身分制の意識もつよい。
いわば上方、江戸、東北という三つの潮目になるというめずらしい場所だけに、人智の点だけでいっても、その発達がきわだっている。
この『街道をゆく』をかきはじめたときから、庄内へゆくことを考えていた。が、自分の不勉強におびえて、いまだに果たせずにいる。

司馬遼太郎街道をゆく』29(朝日新聞社)“東北の一印象”より抜粋

元日の江戸城無血開城の西郷(佐藤二朗)なら容易に想像できる。来年の大河ではナレで終わりそう。


あっそうか。だから“相馬”なのかも。


沖田林太郎のイメージがガラリと変わりましたよ。かっこいいじゃんかよ。
しかし宅間さんが「総司」「総司」言うともう局長にしか見えなくて(汗)。


いやこれは私も思った。ごめん筒井君(苦笑)。


法神流てよく知らないんですけど、先日の特番はちらっと観ました。よくあんな体勢で剣構えられるよなあ。
法神流・中沢琴(黒木メイサ)vs北辰一刀流千葉佐那長谷部瞳)のドリームマッチはアリですね。こういうフィクションは嬉しい。メイサもだけど、佐那役の女優さんも立ち姿が綺麗。今まで観た中では千葉さな子のイメージに一番近いかも。


源五郎吉沢悠)に合掌(涙)。見事なヒロインでした(爆)。琴(黒木メイサ)はおとわ(新井美羽)同様主人公ですからね。

*1:お引きずりでの殺陣は見ごたえありました。初めて人を斬って、一瞬の躊躇の内、立て続けに2人斬り倒したの素晴らし。