BSフジ 『勘三郎が遺したもの〜中村勘九郎・七之助 古き芝居小屋を巡る旅』 18:00〜19:55

録画済。

2017年11月3日からの1カ月間、中村勘九郎七之助兄弟、そして鶴松ら中村屋一門が、全国の古い芝居小屋を巡る巡業の旅にでた。
「全国芝居小屋 錦秋特別公演2017」は、江戸時代から明治・大正にかけて日本中に作られ大切に残されてきた芝居小屋のうち8箇所(香岐阜・加子母明治座/東座/相生座/香川・金丸座/愛媛・内子座/熊本・八千代座/福岡・嘉穂劇場/群馬・ながめ余興場)で中村屋が歌舞伎を上演する巡業企画。江戸時代から歌舞伎が農村で民衆娯楽としてブームとなってきたころからの、歴史と情緒が感じられる興行である。
演目は子供も楽しめる古典喜劇「棒しばり」で勘九郎と鶴松が共演、そして七之助の美しさも際立つ舞踊「藤娘」、さらに兄弟が歌舞伎の楽しみ方を分かりやすく教えるトークショー「歌舞伎塾」。
前回の芝居小屋巡業は2006年夏、亡き中村勘三郎が襲名披露でめぐり、その土地の人々とたくさんの心の交流を持った。だが、その巡業には次男・七之助が同行、長男・勘九郎はヒザのケガのため参加できなかった。
今回の巡業は、父・勘三郎が遺そうとしたものを勘九郎七之助それぞれが発見していく旅、そしてもちろん、勘三郎が愛した古き良き芝居小屋の魅力に包まれて、中村屋が所縁の歌舞伎演目を渾身で披露する旅でもある。
歌舞伎の名門に生まれた兄弟が、偉大な父が大切にし続け遺そうとした「伝統」への情熱に、改めて想いを馳せるその姿を描きあげる。
古き良き歌舞伎小屋の雰囲気を味わいながら、中村勘九郎七之助と共に江戸時代に思いをはせ、さらに披露された歌舞伎の演目と芝居小屋の魅力をたっぷりとお伝えする。

BSフジ番組情報より