NHKBShi 『ハイビジョン特集』 天才画家の肖像 江戸っ子浮世絵師、参上〜歌川国芳〜 20:00〜21:50

猫猫猫猫〜。猫好きにはたまらない(?)猫好きの歌川国芳。やはり『猫飼好五十三疋』が一番かな。語呂合わせの地名が、ひねりが効きすぎててというかムリヤリ感たっぷりなのが楽しい。“猫が2本の鰹節と戯れて「二本だし(日本橋)」”とか“猫に噛まれたネズミの叫び声「ぎやう(京)」”とかってどうよ。これ、五十三次はどうでもよくてまず猫ありきだったんだろうな(笑)。
歌舞伎好きにもたまりません。瀧夜叉姫に土蜘蛛に四代目歌右衛門に八代目團十郎♪。
驚いたのは忠臣蔵四十七士の面々のポーズが、当時の英語の文献(新聞だったかな)の挿絵が元ネタ。ジャカルタ*1やブラジルの現地人が四十七士に。『忠臣蔵十一段目夜討之図』はジャカルタの街並みを描いたものが、そのまんま吉良邸付近。椰子が松の木に変わってんの(笑)。
ツボは雪の結晶模様の浴衣。明和年間(1765年頃)には日本に顕微鏡があったそうな。雪の結晶のデザインは江戸で大流行だったそうな。あと、写絵。実際に動いてる映像は初めて観た。今でも充分楽しめるじゃん。稚拙ながらアニメーションといっていいでしょう。
プログレでダイナミックな国芳。幕末の横尾忠則………ちょっと違うか。

*1:当時はバタビア