NHKBSプレミアム 『薄桜記』#4 “高田馬場” 20:00〜20:45

録画済。


6人(ほぼ現場情報)→9人(堀内道場スリーアミーゴス情報)→18人(瓦版)。ちゃんと段階を踏んで逸話の数に到達しててよろし(笑)。
今回は、ほぼ日いうところの“道の回”でしょうかね。“高田馬場の決闘”を“道の回”呼ばわりもなんですが(爆)、役付き旗本の身から一転、一介のそれも隻腕の浪人となった典膳(山本耕史)の状況説明と、安兵衛(高橋和也)のひととなりの紹介でほぼ時間を費やしたのでね。高田馬場はひととなりの中に含むっつーことで。
高橋は殺陣はまあ置いといて(苦笑)、このドラマでの安兵衛としてすっかりキャラ立ちしております。安兵衛マイベストは、庵主様と同じく『元禄繚乱』の阿部ちゃん。やっぱ1年通しで観たものは強いです。でも高橋もかなりの好演。これでもうちょっと背があったらなあとつくづく。
お豊役の藤本泉て誰やねんと思ってましたら、『デカ黒川鈴木』の婦人警官の子だったわ。毎週出てたし観てたのに全然わからんかったよ(汗汗)。和装にすると印象変わるねえ。彼女も好演です。変な色気がなくてね。これ褒めてます。
典膳の髪型をわりと細かい変化で見せてくれて嬉しいわ。ポニテ前段階も良かったけど、やっぱポニテ最強っすね。土方から8年経てるだけあって、アラフォー(笑)なりの落ち着いた男の色気がじわりと滲み出る感じ。土方の色気はストレートに撒き散らされまくってましたから(苦笑)。
妙に印象に残った場面がひとつ。増えた雨漏りのために、無言で新たな茶碗を持ってくる典膳。雨漏りだけでなく、今の状況を心静かに受け入れようとしている。それを絵にしたようにも見えました。

さだかならぬ希望(のぞみ)に似たるおもひにて音のきこゆるあけがたの雨