『土竜の唄 潜入捜査官 REIJI』@MOVIX三好(12:50〜)


玲二は斗真君がやった役の中で一番好きかも。原作未読なのでなんですが、玲二は斗真君にすっごく合ってる。次点は『うぬぼれ刑事』のサダメね。こういうバカでアツい男やらせたら日本一の長瀬に続け斗真君!。
三池監督にはもっとはっちゃけてほしかったなあ。R指定くらったっていいじゃん。あ、ジャニ主演映画にそれはいかんのか(汗)。漫画原作だからもっとぶっ飛んでるかと思ったら、意外に手堅く作られてて……。でもアクションシーンはさすがの三池監督でした。モブもタイマンも巧い。役者の動きより*1カメラワークと編集が重要さね*2
とある映画好き&漫画好きでもちろん『土竜の唄』既読者のブロガーの方によると、キャラの再現度は相当レベル高いとのこと。内容的には破天荒原作×エログロ三池監督×クドカン暴走にハマれれば無問題、ハマらなければ2時間10分が時間の無駄、らしいです。てか、そんなに長かったんか!。ということは、私はハマって観てたということで(苦笑)。上で「もっとはっちゃけて」と言ってるのは、去年『地獄でなぜ悪い』を観てしまったからだと思う。あれを観たひとにとっては、この映画は相当物足りないんじゃないかと。
その『地獄でなぜ悪い』で今回と似たようなキャラのヤクザ役で出演していた堤さん。すげえカッコイイのは相変わらずなんだけど、変態度パワーアップ(笑)。でもやっぱカッコイイ!。着流し任侠*3も似合えば、艶々シルバーシルクの蝶柄スーツも似合う!。長ドスも似合えば、GIコルトも似合う!。極め付けは親子盃の固めの式で、黒紋付きに仙台平の袴で目を瞑って端然と座ってる姿のストイックで絵になることったらもうもうもう。変態でも昔ながらの任侠道を貫き、義兄弟の玲二を助け両足を失うキャラもオッケー。アクションも元JACの本領発揮*4でオッケー。はっきり言って、斗真君と堤さんが一緒にいるシーンでは堤さんばっか観てました(斗真君ごめん)。だいたいが、最後のアレで全部堤さんが持ってったし(笑)。
いや冒頭に書いたように斗真君も良かったよ。ジャニにあるまじき冒頭20分ほぼまっぱ*5。ジャニにあるまじき変顔。ジャニにあるまじきスケベっぷり。ジャニにあるまじき腰使い。大変ごちそうさまでした。
オットがエロカワ里依紗ちゃんを観て「もったいないわ、ホントもったいない」。ええ、結婚しちゃったことです(爆)。いい女優だから私ももったいないと思ったけど、しょうがないやないか。
そんな人妻エロよりエロいと思ったシーンがひとつ。玲二と日浦(堤真一)の義兄弟の契りを結ぶとこで、互いの腕を交差させてナイフで傷つけて互いの血を啜るんですけども、この時の堤さんが斗真君の腕に口をつけた瞬間にエロMAX*6もう右手わきわきわきわき。ハートはドキドキ(莫迦)。見てはいかんもんを見てしまったようなそんな気持ち。眼福。この映画の感想でこんな腐れたこと書いてるの私だけやな。でもわかるひとにはわかるはずや!。
エンドロールの様子では続編ありそうな感じ?。スピリッツで日浦主人公の外伝の連載も始まったことですし、そっちも盛り込むか昔懐かし二本立てでお願いします。
土竜の唄〕のシーンはワンカット撮りだったとな。拍手!!!。
http://www2.toho-movie.jp/movie-topic/1402/4mogura_sb.html
http://mogura-movie.com/

*1:いや、今回はちゃんと動けるひとばっかだったけど。

*2:ここで何回も言ってるけど時代劇の殺陣だって同じ。先日「太秦ライムライト」のドキュメンタリー観てて、監督の指示でちょっとカメラ位置を変えただけでもの凄く良くなったシーンがあって。殺陣は全く同じでね。

*3:@舞台『今ひとたびの修羅』、@『地獄でなぜ悪い

*4:これは舞台とか『SP』で観てますけども。

*5:人間失格』でもあったけどさ。

*6:仁義なき戦い』の文太さんと辰兄で同じシーンがあったけど(ていうか土竜がオマージュしてんだな)この手のエロはありません。あ、あと三池監督は深作作品おなじみの手ブレ映像も入れてたね。