NHK総合 『NHKスペシャル』 戦慄の記録 インパール 19:30〜20:43

録画済。

相手の戦力や兵站を軽視した無謀な戦いで甚大な死傷者を出し、旧日本軍の体質を象徴的に示したとされる「インパール作戦」。「援蒋ルート」の遮断を主目的とし、ミャンマー(当時ビルマ)からイギリス軍の拠点があったインド北東部のインパールの攻略を目指した日本軍は、この作戦で歴史的敗北を喫した。餓死・戦病死した日本兵の死屍累々が並んだ道が「白骨街道」と呼ばれるほど凄惨な戦いの実態はどのようなものだったのか。
これまでインドとミャンマーの国境地帯は戦後長く未踏の地だったが、今回、両政府との長年の交渉の末に現地取材が可能となった。さらに、新たに見つかった一次資料や作戦を指揮した将官の肉声テープなどから「陸軍史上最悪」とされる作戦の全貌が浮かび上がってきた。数々のスクープ映像と新資料、証言からなる「インパール作戦」の全記録は、決して忘却してはならない悲劇の記憶を、未来へと継承していく。

NHK 番組HPより

忖度で生れたインパール作戦。尺の問題か、インド国民軍佐藤幸徳中将の独断退却は省略か。
田口司令官に仕えた齋藤博圀少尉が96歳でご存命とは。
「日本の軍隊の上層部が、軍人がこれだけ死ねば(陣地が)取れる……悔しいけど兵隊に対する考えはそんなもんです。(内実を)知っちゃったら辛いです」
齋藤少尉が友軍に置き去りにされながらも生き抜いて捕虜となって帰還して残った記録。これは埋もれさせてはいけないでしょう。どこかで出版すべきでは?。
とうとうノモンハンやレイテ島やインパールについて書くことなく亡くなった司馬さんも生きていれば94歳で、齋藤少尉と同世代。やはり何か残してほしかったなあ。
齋藤少尉もですが、牟田口司令官のお孫さんもよく取材に協力されましたねえ(涙)。