阿佐ヶ谷スパイダース『アンチロックワイズ・ワンダーランド』@愛知県勤労会館(18:00〜) 1F-11-9

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作・演出:長塚圭史
出演:池田鉄洋内田亜希子加納幸和小島聖伊達暁中山祐一朗馬渕英俚可光石研村岡希美山内圭哉

いやー寝るかと思ったんだけど寝ませんでしたよ(おいおい)。冒頭の緊張感がハンパなくて、いつどこで転換したりダレたり(おいおいおい)するのかと思ったらずっとそのまんま。頭フル回転ですわー。圭史君、こっちに委ねすぎでっせ(笑)。まあそれだけ観客を信頼してくれてるんでしょうけど。
作家の書いたり消したりのインナースペースを贅沢な役者陣で楽しむ、と言えばいいのか。圭史君のインナーでもあるのかな?。
こういうの嫌いじゃないんだけど……むーん、俯瞰で面白がるには1回じゃ難しいかも。もし2回観れたら後方のセンター付近がいいな。サイドだと、あのセットの後にいる役者さんが見えてしまって登場時の唐突感が味わえなくて。あと、人の移動が立体的で観づらくて。このお芝居は二次元的なビジュアルの方が入り込み易いと思う。
でも名古屋は1公演のみです。これで終わりです。大千秋楽でした。
てなわけでカーテンコールに圭史君が客席走って登場。「今日観てまいったなあと思った方も是非また」とか。作者自ら(爆)。
稼いでない方のタカヤ(しつこい?)が「今客席にでっかいハテナが…」と手ででっかい?マークを描いて大ウケ。今回のお芝居のポジションは深刻な雰囲気が珍しかったけど、カーテンコールのポジションは変わらず(笑)。
あ、池鉄良かったなあ。ギラギラしてない池鉄。あの演劇的美声も。あと小島聖。昔色々ありましたけど素敵な女優になったよね。
余話。インナースペースというと新井素子の『・・・・・絶句』を思い出す。最後には作家は全てを忘れなくてはいけないんだけど……。


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