NHKBShi 『男前列伝』 「男35歳“狂”を生きる」−曾我蕭白×ARATA− 21:30〜22:00

曾我蕭白―大胆な空間把握と、細密で精確な描写が同居する作品で、江戸時代絵画史に異彩を放つ個性的な絵師だ。蕭白の代表作「群仙図屏風」「達磨図」「唐獅子図」には喜怒哀楽を超えた人間の本性が描かれている。達磨のむき出した白目とすがるような顔つき、唐獅子の怒りの果ての困惑の顔、なぜあれほどまでに本能むき出しの顔を描き出せたのか?蕭白がその代表作の多くを描いたのは35歳の頃。今、同じく35歳の俳優ARATAが、当時蕭白が漂泊した伊勢を訪ね、ゆかりの場所で作品と対面する。いくつもの「顔」を演じ分けている俳優の自らに照らし合わせるように、蕭白が数々の面妖な「顔」を描き分けることで描き出そうとした狂気に迫る。

NHK 番組情報ページより抜粋

大森南朋×国芳のときより良かった。いくら国芳&猫好きでもメインの俳優がどうでもいい上に(失礼)構成がイマイチだったのよね。つまんなくて途中までしか観なかったけど。半分、出演俳優のPVみたいなもんだから俳優自身に興味無いと入り込めないっす。ARATA君は『最後の戦犯』辺りから気に入ってるので無問題。辻先生があれっぽっちというのは非常にもったいない使われ方だけど、構成上しょうがないやね。
蕭白作品を生で観たのは、上野のプライスコレクションで『鶴図』と『寒山拾得図』と『唐人物図』*1名古屋市博物館で『杉戸絵獏図』。杉戸絵は今回登場した朝田寺蔵の物。http://d.hatena.ne.jp/moonblue/20061129/1164799573
『群仙図屏風』、間近で観たいねえ。
そういえばBGMにサティの『グノシェンヌ』。毎週耳タコだったからアレンジでもすぐ(笑)。

*1:『唐人物図』は伝蕭白