2週にわたってお送りしている「江戸の盛り場」編。今回の舞台は吉原!。「吉原」と言えば江戸時代、幕府公認の遊郭があった所。でも名前だけは知っていても、実際の吉原がどんな街だったのか?。ご存知の方は少ないのでは?実は吉原、ただの遊郭街ではありませんでした。なんと、江戸の流行・文化の最先端をいっていたのも吉原。遊女の着こなしや斬新なメイク、奇抜な髪型を一目見ようと、女性も押しかける一大観光地。更に街には観光客を楽しませるための「ある特殊な仕掛け」まであった、いわばおとぎの世界。
今回は、およそ350年たった今も残る、計画的に作られた街並みの痕跡や、不思議な地形の秘密をめぐって、吉原を大胆に探索します。隅田川から船で江戸の「吉原通い」のルートをたどるほか、スーパー遊女「太夫」の豪華衣装も特別に再現!。吉原の知られざるヒミツを、どうぞご覧ください!。NHK 番組HPよりNHKでソープランドという単語を聞けるとは思いませんでした(笑)。暴れん坊将軍の時代から続く提灯屋のご主人、ナイスです。太夫の衣装は歌舞伎でもっと絢爛豪華なのを見てるからなあ。着てるひとも玉さまだったり菊ちゃんだったりの超クールビューティで目が肥えまくっております。内容的には知ってることばかりだったのでイマイチでございました。
時代劇にはつきものの吉原ですが、権力不入地であり完全な自治の自由都市・吉原の性質を、見事に最大限に利用した小説があります。千夜千冊の松岡正剛氏も大絶賛。
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0169.html
ただし、ここに描かれる吉原は一大観光地でも、ワンダーランドでもテーマパークでもありません(苦笑)。
- 作者: 隆慶一郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1989/09/28
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