録画済。
「一番の問題は碓氷先生の時間を無駄にするとこだったってことだ。それは相手を粗末にしているってことだ」
鷺坂一佐（柴田恭兵）はやはり素敵上司。稲ぴょん（新垣結衣）の成長に父として涙し（笑）、片山一尉（要潤）の不手際を叱る三原則*1で見事に叱る。
いいお仕事ドラマですねえ。自衛隊もテレビ局も官も民も仕事の基本は変わらない。ルールを守り、報連相を怠らず、根回しに気を配る。仲間と競い合いフォローし合ってひとつの目標に向かって達成できるように頑張る。時にはポシャることもある（爆）。いいことばっかりじゃない、辛いことだってたくさんある。でも問題点を検討し、また次へ進んでいく。たかがドラマと言われればそれまでだけど、こんな職場で働いてみたい、と思わせるドラマがあったっていいじゃないか。
比嘉一曹（ムロツヨシ）は日頃の言動や佇まいから、なかなかの人物だと思ってましたが、こんなにデキるひとだったとは。そしていいひと過ぎる。そしてムロなのに（大変失礼）すんごくカッコイイ。比嘉一曹の今後の一層の（シャレではない）ご活躍をお祈り申し上げます。
結局、ひとり奮闘してる空井二尉（綾野剛）の拙い仕事を見かねて、フォローする片山一尉と比嘉一曹。3人で空井の部屋でああでもないこうでもないのシーンは良かったなあ。口惜しいけどあれは男だけだから成り立つんだよね。食い散らかし飲み散らかした残骸をいそいそと片づける空井二尉がカワユス。ビールの缶振って飲み残し確認するなんて、芸の細かいこと。あの慣れた手つきは普段からやってるよね綾野。
そんなカワユス空井も、もう乗れないT-4を寂しく見つめる空井も、「繋げ」と言われ、碓氷リョウ（矢作兼）にスピットファイアetcの話をする空井も、ものすごく楽しそうにフライパスの説明をする空井も、稲ぴょんを密かに想う（？）空井も、どれもこれも魅力的。『最高の離婚』同様、綾野マジック炸裂。でも誰をやっても綾野、ではないことは声を大にして言いたい。諒は諒だし空井は空井だし。容保公はどっから見ても容保公です。私の理想の『王城の護衛者』の容保公なんです。
一緒にいたいと思うひとと一緒にいられる時間は限られている。
広報室のメンバーとも、稲ぴょんとも……。
次回の鷺坂一佐は、奥様との限られた時間を語るのでしょうか。
*1:“すぐ叱る・短く叱る・一対一で叱る”
