東海テレビ 『すべてがFになる』#10終 21:00〜21:54

録画済。


前回の感想で、“この“有限と微小のパン”て、犀川先生(綾野剛)と萌絵(武井咲)と真賀田四季博士(早見あかり)だけのセカイで成り立ってる気がする。塙(城田優)のセカイなんぞ蚊帳の外のような気がする。”などと書いたけど、ホンマにそうやった(汗)。壮大でめんどくさい三角関係というか。
でも、シリーズの中で一番納得できた回かも。
「神様が作ったプログラムのエラー。それが人間です」
こう言った真賀田四季博士もそのひとり。神に近い超天才だろうと、凡人が抱く感情を黙殺しようと。
博士自身は完璧なプログラムだと思っていたとしても、萌絵への興味を抱いた時点でそれはエラーになる。その感情を共有するかのように、犀川先生に恋らしき感情を抱く。博士の葛藤やストレスはいかほどのものか。それはあのひとかじりされたパンが表してるんだろうか。

「もしも私が死んだら先生はどうされます?」
「その1日禁煙しましょう」
「もし先生が死んだら私は泣いてみたい。一度でいいから泣いてみたい」
「泣けるといいですね」
「ええ」
犀川先生と萌絵のハグより、この海辺のシーンの方が印象に残りました。
ミステリドラマとしてはイマイチとかなんとか書いてきたけど、“有限と微小のパン”を観たあとでは、このシリーズをよく映像化する気になったフジの気合に拍手を贈りたいとも思ったり。いやでも、ツイの原作ファンの嘆きを見るとフジがまたやらかした感は拭えん(爆)。
私的には素敵な綾野が見れたのでほぼ満足(結局そこ)。もっと煙草吸ってるシーンが観たかったな。