『Top Stage』MARCH.2007 vol.43 山本耕史

Top Stage (トップステージ) 2007年 3/10号 [雑誌]

Top Stage (トップステージ) 2007年 3/10号 [雑誌]

  • きらびやかな鎧の中にある、ヘドウィグの魂を…(P24〜26)
    • 写真はこっちの方がいいね。
    • ルクスタとほぼ同じ内容のインタビューにちょっと温度差を感じたのは*1やはりインタビュアーによると思う。岩城京子さんて、あのぴあの特集コラム書いたひとだ。とてもいい内容なんだけど、以下のとこが気になります。オバオタとしては(汗)。

「ヘドウィグは通常の人が「こんなもんでいいや」と妥協するには満足せず、痛ましいほど自分だけの幸せを追い求める人。僕はこの気持ちにすごく深く共感できるんです。」
「僕は、なんで最近30人ぐらい出演者のいる、いわゆる主流ミュージカルにでないのか。それはそれだけ大きなカンパニーになると、僕とウマの合わない人も出てきて、そうすると順応とか妥協とかが絶対に必要になってきて…。で、僕はそういう“お仕事”にはあまり携わりたくないんです。やっぱり僕は新しい舞台に携わるからには「ここから何か変わっていくかも!」と思えるような可能性のある作品に賭けたいんですよね。」
「本当に自分でもヤバイと思ってるんですけど、ここ最近自分の出てるミュージカルは異常に出演者が少ないんですよ。(中略)こうなったらヘドウィグみたいに自分自身で何か作品を作って、自分の思ってることを吐き出していかなきゃダメかもしれませんね。」

    • 真ん中辺は思いっきり誤解されるわこりゃ。字面は我儘以外の何ものでもないもん。
    • 弁護になってしまうけど、耕史君の心の内には「いい人間関係を築けない状態で舞台に臨んで、自分が納得できてないモノを観客には見せられない、そんなものを見せるのは申し訳ない」というのがあるんだと思う。でもいつも言葉足らずで、ある一部の方々に(笑)波紋を巻き起こすことになるのよねえ。
    • “順応とか妥協”ではなく“柔軟”という考え方ではダメなんだろうか。
    • “合わない”部分を乗り越えて得られるモノの大切さや、得られたときの喜びを知らない耕史君ではないはずなんだけどなあ。
    • 最後の文はちょっと胸が痛い。求道者みたい。何故か山頭火の句が浮かんだ。

「分け入つても分け入つても青い山」   「また見ることもない山が遠ざかる」

*1:もちろんこちらの方が熱い