作・演出:三谷幸喜
音楽・演奏:荻野清子
出演:中井貴一/寺脇康文/相島一之/堀内敬子/生瀬勝久
いいお芝居でした。
♪ゴーギャン、ゴッホ、スーラ…パー、シュフネッケ〜ル♪ってまだ耳に残ってるわ。今回もご多分に漏れず三谷幸喜お得意のあてがきだったのか、俳優陣はそれはもう見事なまでのキャラ立ちで、脚本・演出・音楽・役者全てが噛み合ってて大満足。
男優4人の実力は旧知&周知*1のことなので割愛するけど、紅一点の堀内さんが素晴らしかった。三谷さんが彼女を起用する理由がわかるわ。今回のベストキャスティングは彼女かもしれません。
細かい感想は………うーん、何か胸いっぱいなのよねえ。観た当時も今も。賑やかで笑いの多い前半から、5人のせめぎ合う愛情・事情・感情・友情が、哀しく切ない後半との落差が凄くて。
ひとつだけ辛口、というか疑問。今回フランスが舞台で登場人物が実在のフランス人やらオランダ人にも関わらず、感情の持っていき方や台詞に“和”のテイストを感じたのは私だけ?。日本人が描いてるんだからあたりまえといわれればそれまでだけど、他の三谷作品のほとんどが、日本人が題材でもどこか“洋”の香りがするので………。
あと、三谷さんてばホンット出好きだねえ。出過ぎですって。
「頑張って」って楽屋で言いなさいよそんなこと(笑)。それもアコーディオンの演奏付きって(爆)。
三谷さんが出てきたときの拍手が凄くて、最初のカーテンコールの拍手がそれに負けてたような気がしたので、そんなことがあってはならないと(笑)2、3、4回目のカーテンコールはオットと共に思いっきり気合い入れて拍手。あ、もちろんカテコはスタオベで口笛や掛け声も飛び交い、大絶賛の内に幕と相成りました。