『MIDSUMMER CAROL〜ガマ王子vsザリガニ魔人』@愛知厚生年金会館(18:30〜)

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名古屋が楽。1公演しかないからほぼ満席熱気むんむん。カーテンコールは4回だったかな。僧正に「おまえら何がほしいんや!」と叱られました(笑)。鋼太郎さんには「名古屋が最後で良かった」とのお言葉を賜りました。ありがたや。
初演は伊藤英明ハセキョーが生理的にダメなのでパス。何でこの2人にしたのか憤りさえ感じた。他のキャストはめちゃめちゃ良かったのになあ*1。今回大王が出てないのは寂しいけど皆さん好演でした。シェイクスピア役者の鋼太郎さんがガマ王子。そしてこれを役所さんが(笑)。ま、鹿のぬいぐるみ被ってるからもう何でもありだ。笠原さんのザリガニ魔人にはStudio Lifeの底力を観た。そしてこれをぶっきーが。いやー映画版楽しみ。
大王は魔法使い。ふざけてるとしか思えない笑いの中にドキリとするスパイス。じわっと涙が滲む何気ない言葉。そして一筋縄ではいかないエンディング。大王曰く「10年食える作品を書いた」とのこと。驕慢でも自慢でもなくそこにある事実だと思う。秋には映画があるけど、キャストを変えて再々演が観たいな。映画版キャストで舞台を、と一瞬考えるもあまりにも無謀なことに気づく。役所広司妻夫木聡上川隆也が揃った舞台なんて(爆)。

「先生、涙ってやつはどうやって止めたらいいんだ」
「簡単です。いっぱい泣けば止まります」

そう、涙が止まるまで泣けばいいのよ。大貫(吉田鋼太郎)はパコ(志村玲那)のために、龍門寺(山内圭哉)はジュンペイのために。龍門寺がジュンペイを想って泣いて喚くシーン。周囲は爆笑だったけど私は笑えなかった。むしろ泣いた。そのときは私の反応が変なのかなと思ったけど、パンフのG2の言葉を読んで嬉しくなった。


http://www.g2produce.com/parco/msc2008/index.html
http://www.paco-magic.com/index.html

*1:大王も出てたし。