『時計じかけのオレンジ』@刈谷市総合文化センター(13:00〜) 1F-28-35・36

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原作・脚本:アンソニー・バージェス
上演台本・演出:河原雅彦
出演:小栗旬橋本さとし武田真治高良健吾山内圭哉ムロツヨシ矢崎広桜木健一石川禅キムラ緑子吉田鋼太郎/他

大千秋楽。しかし何故刈谷?東京凱旋組めなかったのかしら?(苦笑)。
カーテンコールは3回だったかな(うろ覚えで失礼)。最後はキャストの方々の挨拶が少しありました。さとしさん*1が「劇団☆新感線『鋼鉄番長』も刈谷公演で無事千秋楽を迎え」とかなんとか。どした?(笑)。旬君の舞台しか観ないお嬢さん方にはなんのことやら。実際さほどウケてなかったし(爆)。さとしさん&禅さんがどっかのシーンの影コーラスを披露。この2人のコーラスは貴重だわ!。禅さんが「舞台をいつ横切ってやろうかと思ってた」って(笑)。高良君が初舞台ということで旬君に挨拶を振られてちょい涙ぐんでて「泣くな!」とか言われて、かわゆい。でも恐ろしいほど舞台じゃ目立ってなくって高良君のファン的にはどうだったんだろうなあ*2。そして圭哉君が絶対何かやってくれると期待したのに実に大人くてびっくり&がっくり。代わりにムロが色々やってました(爆)。
大楽ということでキラキラ紙テープとか紙吹雪とかオレンジのピンポン玉(?)がバーンと。締めは旬君が音頭を取って三本締め。みなさんお疲れ様でしたー。
内容的には少々言いたいことあるんだけど今更ねえ。
雨に唄えば〕はできれば歌って欲しかったな。
映像の使い方は面白かったです。数々の音と共になだれ込んでくる不快感。もちろんいい意味での。
映画にはないラスト。完全版の小説を読みましたが、確かにキューブリックが描こうとしなかったのもわかる気がする。そんなんありかよ的な原作ラストを、あえて持ってきた河原さんの“しかけ”は一種の毒だよね。もちろんこれもいい意味での。いい意味っていうと語弊があるか。効果的なとでも言っときましょう。
キャストに関しては、さすがのドリさん禅さん鋼太郎さん。ムロ奮闘。あと武田真治。個人的に応援してたのが上地春奈。『印獣』でのインパクトは忘れられない(笑)。出番少なかったけどラストは楽しませていただきました。
旬君は色々言われてんだろうなあ。ベテラン勢に囲まれてという舞台は今に始まったことじゃないけど、今回はカリギュラ以上の難役*3で、相当大変だったでしょう。今作が旬君のひとつの転機になるかもしれません。更なる成長を期待してます。


余話。禅さん演じる牧師の「6655321君」。噛む?いつ噛む?、という私の不届きな期待に反して、だんだん「6655321君」はスピードアップ。さすが東宝ミュースターです(拍手)。てかジャベールの「24653〜」思い出しちゃった。あーそうそう。カテコのBGMがキャストでそれぞれ違ったんだけど、桜木健一が『柔道一直線』でオットと大ウケ。周囲のお嬢さん方は「?」な雰囲気でした。そりゃそうだ。


http://www.tbs.co.jp/act/event/clockwork-orange/

*1:3/2追記:あるブロガーさんによると圭哉君が言ったそうな。私の見間違い&聞き間違いか。なんせ舞台が遠くてさ(-_-;)。旬君ファンはぎゃあぎゃあうるさいし。挨拶ぐらい静かに聞けや。

*2:まあ役柄的にしょうがないけど。

*3:と私が勝手に思ってる。