中京テレビ 『Mother』#9 22:00〜22:54

録画済。


仁美(尾野真千子)の孤独はまだ続く。
奈緒松雪泰子)を告訴したのは寂しさ、なのかも。奈緒の周りには助けてくれる人達がいる。自分にはいない。このまま怜南(芦田愛菜)に戸籍がないのは可哀想。自分が罪に問われてもいいから怜南を助けなきゃ。だったら奈緒を告訴しよう。
正当性と自虐性の入り混じったSOS。今一番助けが必要なのは仁美。でも彼女のSOSは間違ってる。
「あなたには世界を憎む権利がある」
坂元裕二氏脚本の『チェイス国税査察官〜』の台詞。
仁美がこの勘違いから抜け出すには、やはり全てを明るみに出すしかないのだろうか。
一方の奈緒。彼女が怜南を誘拐した時点では“子供”だったのが、逮捕された時には“大人”。「母親にはならない」と言っていたのに、気持ちだけでも母になるということで大人になった奈緒。その先にあったのは大きな壁。葉菜(田中裕子)との壁がなくなったというのになんて皮肉な。奈緒の覚悟があっただけにね。
葉菜と奈緒と継美と。海辺のピクニック。百万年ピクニック*1。永遠なんてないけども、ドラマだから終わりがくるんだけども、3人のあの時の気持ちは永遠であってほしい。
余話。オットはこの手のドラマは苦手なんだよね。子供好きなんだけど。いや子供好きだからか。
オットの言い分としては、学齢にも達しない子供が辛い台詞を言ったり、辛い気持ちや嫌な気持ちになったりしてるのを見るのが忍びない。その子役が巧ければ巧いほど、役の気持ちに自分を近づけてるだろうから。“嘘”の世界とはいえ、そんな思いまでして演じてるのを見るのが辛い。将来トラウマにならないだろうか心配。
とのこと。特に今回は愛菜ちゃんにノックアウト。おまけに『ハガネの女』もリタイアです(爆)。