NHKBSプレミアム 『若冲ミラクルワールド 第4回 黒の革命 水墨画の挑戦者』 20:00〜21:30

録画済。

マンガのようなまん丸の象、悲しさにうちふるえる野菜たち、きょとんとした表情の鶏の家族。最終回を飾るのは"水墨画"。多彩な色にあふれた「動植綵絵」とは全く異なる、若冲の自由で天衣無縫な世界へと案内する。まずは、鹿苑寺金閣寺)書院に描かれた傑作水墨壁画50面を初めてテレビで全公開。そこには、月明かりを捉えた巧みな空間表現が広がる。さらに、若冲が得意とした超絶技巧「筋目描き」を徹底分析。墨のにじみを操ってニワトリの羽根の質感まで描き出した驚きの技法の秘密を解き明かしていく。85歳で亡くなるまで、最後まで革新を求め続けた若冲の姿を描く。

NHK 番組HPより

http://www.nhk.or.jp/artbs/jakuchu/index.html
方や極彩色のフルデジタルハイビジョン。方や白黒モノトーンのアナログ映像。対極の表現を極めた若冲。一切の欲を絵を描くことのみに向けた賜物なのか、いや、やはり天才だったのでしょう。
「千載具眼の徒を俟つ」
千年間観る眼のある人を待つ、の意。200年後の私たちは十分に魅了されております。千年が二千年先でも通用するでしょうね。現代でも解明できない若冲の墨の漆黒。はたして千年後にはどうなってるのか。