NHKBSプレミアム 『塚原卜伝』#5 “最強の敵” 18:45〜19:30

下座で新右衛門(堺雅人)に平謝りの丹後守様(風間杜夫)に和む(笑)。
平謝りの原因の玲圓先生、もとい奥津源三郎(榎木孝明)。辻斬りにまで堕ちてしまったダークサイドにどっぷりの二刀流の達人。前回にいただいたコメントにあったように、彼には、いつまでもまっすぐな新右衛門への嫉妬や羨望があったのでしょう。それと、自分を止めてくれる者を求めていたのかも。それは“救い”などではなく、更に無明の闇の底へ、何もない死への渇望。
奥津を斃しても、その存在は熾火のように新右衛門の胸の内でくすぶり続けるのでありました。
なんちて。
榎木さんの殺陣、もっと観たかったなあ。1回きりとは残念。ラスボスかと思ってたもんね。サブタイが“最強の敵”なのである意味ラスボスか。ま、ありがちだけど、真の敵はおのれということなのでしょう。あれ?既に“最強の敵=自分”の意?。単純に奥津のことでいいのかな。
そういえば、NHK版の『新・腕におぼえあり』で、殺陣以外の時の榎木さんが持つ日本刀は全部真剣だったけど、今回はどうだったんでしょ。