CBCテレビ 『夜のせんせい』#6 22:00〜22:54

録画済。


昭和の香り漂う学園ドラマではありますが、大事なところはちゃんと“今”を描いてる。学生とはいってもみんな大人だから、必要以上に他人には関わらない。先生のお説教も大演説もない。夜野先生(観月ありさ)はああいうひとなので(爆)、超強引な印象を受けるけど、決して無理強いはしてないと思うんですよね。ちゃんと教師としての職務を果たそうとしていて、その頑張りがあらぬ方向へ行くだけで(苦笑)。
そんな『夜のせんせい』の特徴が如実に表れたシーンが2つ。
「あんたもお説教か?」
「あたしが聞きたいことはただひとつ。この学校に来てよかった?……教師が生徒に聞きたいのは、それだけだよ」
金八先生が聞いたら吃驚するな(笑)。
「努力が報われるなんてのは、嘘だ。だめなときはだめなんだ。でもあきらめなければ、千の内ひとつくらいはいいことがある」
山田(高橋一生)のホスト最後の日に、クラスメイトが作った彼のバースデイパーティーのチラシを持って、たったひとり店に来た高倉さん(織本順吉)。ここで、クラスメイト勢揃いじゃないとこがいいよね。
山田は一からやり直す。また、ひとり寂しい真理さん(堀内敬子)。
全てが丸く収まる大団円ではなく、少し見える希望と、少し残る哀しさ。
そんなところもこのドラマの“今”の部分のテイスト。好きだな。
そしてやっぱり外内さん(笹野高史)何者。姿形だけでハッタリの効く(いやホンモノなんだけども)大澤(山本耕史)を使いに、山田の2,000万円超えの借金をチャラ!。スケールアップハンパないな。


余話1。あの手の飲食店てだいたいヤクザが絡んでると思うんですけど*1、山田のとこのホストクラブは大澤のいる組のシマだったということでしょうね。でなきゃ後々色々問題。
余話2。漣さんのオネエっぷりに拍手。

*1:元カレが夜の飲食店経営(キャバクラとかホストクラブではないけど)してて、シマ仕切ってるヤクザとショバ代でちょっとゴタゴタしたことがありまして……。結局、親の代からの借金が膨らんで6億円近くになり、自己破産しましたが^_^;