再再演、になるのかな?。実は初見。オットもね。
こういうじわじわくる恐怖感を味わうお芝居には厚生年金は広すぎる。アートピアかせめて名鉄ホールだよ。いろんなものが拡散しちゃってもったいない。斎藤さんの声が聞き取れないことがあったし。*1
ま、そういうことを差し引いても、役者がその力を見せつけたいいお芝居だったのには違いないけど。
随分と想像力を掻き立てられる物語。ホラー平気な可愛げのない私としては、恐怖というより次に何が来るのかという期待感でどきどきわくわく(笑)。ただねー途中でオチがわかっちゃった(汗)。で、次はオチの落とし前をどう着けるのかとどきどきわくわく。その落とし前は見事でした。その先は語られないから観客は想像する。想像してこそ味わえる本編以上の恐怖。想像……お芝居というものの原点を見た気がしました。贅沢で貴重な時間を過ごせたと思います。
そして山本オタとしましては、これを耕史君で観てみたいなと思ったのでした(爆)*2。
“想像”という点でトピックスをひとつ。エアギターならぬエアドッグのスパイダーが登場。観客は色々なスパイダーを舞台上に見るんでしょうけど、私はビーグル犬。終演後、オットが「スパイダーはビーグルやな」とひとこと。なんて気の合う夫婦。そんなスパイダーはカーテンコールにもちゃんとご登場。上川さんが舞台袖にいる(いるのよ)スパイダーを呼んで抱き上げてたわ(笑)。