三島由紀夫『禁色』

禁色 (新潮文庫)

禁色 (新潮文庫)

先月、実に十数年ぶり(汗)に『ドリアン・グレイの肖像』を再読。で、今は三島の『禁色』再読中。この2作品は私の中ではセット。前者を読んだら後者を。その逆も然り。三島はオスカー・ワイルドの影響を多分に受けている。与えたものと与えられたもの。似て非なるもの。2つの世界を行き来するのは至福。……まあ単に現実逃避っすね(汗×2)。
友ブログにあった世田パブの麗しきドリアン。
http://setagaya-ac.or.jp/theatre/archives/2009/08/10132908.php
「本当の美とは人を黙らせるものであります」(三島由紀夫『禁色』)
なーんてね。
『ドリアン〜』の方にも同意の言葉があるけどこっちの方が好き。


そういえばカスピアン王子がドリアンやるんだよね。日本での公開いつなんだろ。あのカスピアン王子があんなことそんなことでうわあ(嬉)だったりして期待大(何の)。ヘルムート・バーガー版はあまり好きじゃなくて……。